私は、建設して1年も建っていない小規模多機能型施設に転職しました。
どのような施設なのか、仕事内容などわかりやすく説明します

小規模多機能型施設とは

「しょうたき」と略されてよばれる比較的新しいサービスです。
通所(デイサービス)、泊り(ショートステイ)、訪問(ホームヘルプ)を必要なものを選んでそれぞれ個々に契約するというのが従来の介護サービスでした。
それって、手間がかかりますよね。
そのすべてのサービスを一体化したのが、小規模多機能型居宅介護です。
小規模多機能型施設の看護師の役割と内容

看護師の役割
健康評価
入居者の健康の評価をし、日常生活の支援、薬の管理、栄養管理をします。
必要時、ケアマネージャーと福祉用具のレンタルについて相談し、利用者が生活しやすい場を提供します。
医療ケアの提供
皮膚トラブルに対しての処置や、尿道カテーテルの管理、ストマ、胃ろう、吸引などの処置が主です。
私の施設ではなにか困ったことがあれば、往診医が24時間体制で対応してくれます
小規模多機能型施設では、医療処置が必要な利用者は少ないです。なので日常生活援助の提供も主な仕事となります。
緊急時の対応
急変やケガなどが生じ、病院への搬送が必要であれば、病院への転送手配を行います。
他職種との連携
小規模多機能ホームでは、看護師のほかに、往診医・往診看護師・歯科・介護士、ケアマネージャー、薬局の先生、リハビリの方など他職種と関わります。
高度なコミュニケーションスキルは必要としません。それぞれを尊重し、気持ちよく仕事ができるような姿勢で関わっていくことが大切です。
日勤業務
8:45 申し送り
9:00 バイタルサイン測定(本日の入浴者の可否判断)
医療処置や爪切り、排泄介助など
11:00 昼食の誘導
12:00 休憩
午後 曜日によっては 往診の対応
残っている医療処置やタブレットへ記録
16:45 申し送り
うちの小規模多機能施設は、医療処置も少なく、介護メイン。
ゆっくり時間が流れています。
病院看護と施設看護の違い
病院看護
患者のケアを担当し、治療の補助を主な仕事とします
施設看護
入居者や利用者の健康管理や日常的なサポートをします。
治療ではなく、生活を支える、質を向上させることが主な仕事です
施設看護師は、医療処置は圧倒的に少なくなります。
バリバリ看護をしていきたい人にとっては、物足りなくなるかもしれません。
一方、バタバタせずゆっくり利用者と関わりたいと考えている人は、施設内看護師はむいています。